性器ヘルペス
単純ヘルペスウイルスによる感染で、感染の機会があって3~5日後に発症することが多いようです。比較的突然に外陰部に水疱や潰瘍を形成し、疼痛が強く、また6~7割で発熱や全身倦怠感もみとめられます。両側の鼠径リンパ節の腫れと痛みがあります。水疱が消えた後も、下肢の痛みやだるさが残ることもよくあります。 ヘルペスの治療は、アシクロビル、バラシクロビルなどの内服治療ですが、初発の場合は7~10日、再発の場合は3~5日ほどの内服が必要です。 再発を年6回以上繰り返すような場合は、再発抑制療法として、バラシクロビルを毎日1錠、6か月から1年続けるという治療があります。これにより再発を減らし、ウイルスの排出も減少させるとの報告があります。