1か月ほど前、毎日胃痛が続くので2月初めに胃の内視鏡検査を受けてきました。
2年もの間、胃カメラをしていなかったので、悪性腫瘍等が見つからないか正直心配で、かなりびびって検査を受けました。とても信頼を置いている先生から問題ないことを告げられ、事なきを得たのですが、不思議なことにその翌日から、1カ月続いていた胃の痛みがぴたりと消え、全く快適な胃になりました。
検査で何もないことがわかると、こんなにも人間の身体って状態が変わるものなのかと、我ながら呆れてしまいました。
その時、ある事を思い出しました。研修医の時代に、尊敬する先輩の先生から注意された言葉で「医者の言葉は患者さんにとっては、自分が考えている以上に深くて重い意味があるから、軽はずみで無駄なことはいうな」というものです。
信頼している先生から、胃カメラで大丈夫と言われただけで胃痛が治るというポジティブな効果があることを身をもって知らされると同時に、ネガティブな話は、よほど慎重に確証を持ってしかいうべきではないことを、あらためて考えさせられる内視鏡検査でした。