2月の初めから3週間の間に3人の方と、今生のお別れをしなければならない時間を持ちました。以前に、脳卒中で倒れたというコラムで掲載したこともある義理の父が亡くなり、その2日後に同い年の親友が、そして先週は親友のお母さまで、学生時代に大変お世話になったお方が他界され、何ともつらい日々を過ごしていました。
私も今年で還暦を迎え、亡くなった方と過ごした楽しかった日々を思い出すと同時に、それぞれの人生の深さと、その終焉の重みについて、寂しいとかつらいとか切ないという感情を超えて、あらためて「人生の無常」ということについて深く考えさせてもらえる時間でした。
とはいえ、受け止め、覚悟するという必要課題を今の私には、一生かけてできるか、まったく自信がありません。ただひたすら、日々、これを意識し、これからの人生をどう生きていくのかを、模索するしかありません。